初心者でも遊漁船ならヒラメは釣れる
この記事の対象はヒラメ釣りをこれから始めたいと思っている船釣り初心者の方です。
結論から先に言いますと、初心者でもヒラメは釣れます。要点さえ押さえておけば、かなりの確率でヒラメを手にすることが出来ると思います。
要点とは釣りの時期、釣り場所（釣れている遊漁船）を調べておくこと（必須です）。あとイワシの付け方を確認。重りと竿のコントロールのイメージトレーニング。仕掛けの調節（捨て糸の長さ）などですね。
少しのコツを覚えてしまえばヒラメは必ず釣れます。自分も数年前から始めたばかりですが、竿頭になった事もありますし、10回ほど行ったヒラメ釣りの中で完全坊主（全く何も釣れない）はほぼありません。よしんばヒラメが釣れなかったとしても、生き餌イワシを使う遊漁船でのヒラメ釣りはゲストも高級で美味しい魚が多いです。
ゲストはマゴチ ワニゴチ マハタ オオモンハタハマチ サワラ ウッカリカサゴ マトウダイなど多彩です。美味しい魚ばかりですね。
1番大事なことはヒラメが釣れている時期に釣れている遊漁船に乗ることと、最低限の準備とイメージトレーニングをして臨むことです。具体的には釣果情報の確認、（必須です）活けイワシのつけ方の予習、現場で慌てない様にヒラメのあたりがあったときの合わせのタイミングなどのイメージトレーニングが必要です。
寒さが深まり、ヒラメ釣りに絶好のシーズンに入って来てます。釣果情報を見る限り、今年も順調にヒラメが釣れてますね。船釣りでのヒラメのイワシの泳がせ釣りをしたいと考えている釣り初心者の皆さん、チャンスですよ。
今やらなくていつ始めますか？
さあ、最寄りの遊魚船の釣果情報をチェックです。行動しないと釣れません。地域によってヒラメ釣りの解禁日は異なりますので解禁日については各遊漁船のサイトや近くの釣り具店での情報をご参照下さい。またタックルや仕掛けや、船の流し方についても事前に各遊漁船に確認してもらったほうが現場で戸惑うことがないです。できることなら、経験のある同行者の方と一緒にいくのがヒラメを釣るのに最短の方法ですね。
この記事の目次
1.ヒラメ釣りの魅力
ヒラメ釣りは初心者には敷居の高い釣りのイメージがありますが、何回か行けば 誰でも釣れるはずです。高いタックルを買う必要もありません。いきなりタックルを準備することに躊躇するなら、レンタルのタックルを準備している遊漁船もあるのでまず、電話で確認してみましょう。私が利用する鳥羽の遊漁船の料金はヒラメのイワシの泳がせの半日釣りで、1万2千円、生き餌のイワシ付きです。これは地域によって違うと思いますので各々で確認してくださいね。
2.ヒラメ釣りのタックル
遊漁船でのヒラメ釣りのタックルですが、よく使われているのが小型電動リールです。TVの釣り番組にもよく出てきますよね。小型電動リールはあるに越したことはありませんが、水深50m以内で使用する重りが60号以内ならリールは小型両軸手巻きリールで充分です。
釣り場にもよりますが、最初は竿とリール合わせて2万5000円も出せば揃いますし、中古品ならばもっと安く抑えられます。2号から3号のPEラインが200〜300メートル巻けるリールと、60号前後の重りに対応出来る竿があれば流用も可能です。
リールについてはジギングで使うルアー用のものでも充分です。底を釣る釣りなので、メーター表示もなくて大丈夫。
底を流す釣りなので リールの1回転回した時の巻き上げ長と PEラインの色で水深を把握すれば リールのメーター表示さえ要らないとさえ思います 常に底をとってからタナ（レンジ）を調整するので 底についてから何回巻き取ったかで 底から何メーターかを把握出来ます。
ロッドは2.4〜3mの7：3の調子か胴調子のもので充分です。重り負荷も60号前後を基準にすれば汎用がきくと思います。（三重県鳥羽の標準的な遊漁船での想定です）ロッドの長さですが、船の大きさや当日のうねりの有無、船の釣座によってはあまり短すぎるものはお勧めしません竿の長さを使ってうねりを吸収する必要があります。そうしないと仕掛けが海底で踊ってしまう。
また、ゲストで青物がかかると竿でいなす必要がありますが 竿が短いと船の下に突っ込まれた時に船体にラインがこすれ ブレイクする恐れがあります 短竿は上級者向けですね。これから竿を買うなら シマノかダイワの実売1万円少しのもの リールも1万数千円も出せば必要十分なものが買えます。
高価な電動リールやロッドを買うお金を遊漁船に乗るお金に費やした方が ヒラメと出会う確率は上がります ヒラメ釣りにはまればより高性能のものを買えばいい。
釣り具メーカーの宣伝に釣られてはいけません。釣られるのは魚であり、釣るのは貴方です。
とは言うものの コロナ禍の中 Amazonや釣具屋の商品が気になる気持ちもわかります釣りに行けない せめて買い物でもしていないと間が持たないですよね それも釣り人の心理ですよね。わかります。
ラインはPE ２号～３号リーダーはフロロで決まりですね。これも安い物で充分です。1シーズンに何度もヒラメ釣りに行くのなら別ですが。数回行く程度なら高価な物は要りません。最近はライトタックルで狙うヒラメ釣りが流行ってますが、ゲストの青物がかかったりして弱すぎるタックルでは周りの人にも迷惑をかけるので、ほどほどの強さのタックルで臨みましょう。できればお世話になる遊漁船の船長に直接確かめてみましょう。仕掛け（針の大きさ、捨て糸の長さ）も船長に確認しておいて下さい。
重りは60号をいくつかと船長に確認して 60号前後のものをいくつか持っていった方がいいです おまつりを避けるため 船長の指示に従いましょう。クーラーは内径60センチ以上が良いですね。
あとは 軍手かフィッシュグローブ、イワシを掬う網を持って行く人もいますが 小さなボールで救った方が早いですねあと 釣った魚を絞めるナイフがあれば完璧です。
クーラーに入れる氷は遊漁船のサービスでもらえますのでご心配なく。心配なら電話で確認しておきましょう。
大事なことを書き忘れました濡れても良い格好で行って下さい。うねりや雨でびしょ濡れになることがけっこうあります。季節的に濡れると体温が下がり、テンションがガタ落ちになりますおのずと集中力も切れてしまいます。帰りに車で着る着替えも持っていった方が良いですね。
3.ヒラメの船釣りはキスの船釣りと似ている
難しいと言われる遊漁船でのヒラメ釣り
釣り初心者の方には敷居が高く難しい思われている釣りではないでしょうか？全くそんなことはないです けっこう簡単です
漁場や地方の釣り方にもよるとは思いますが 私が思うに ヒラメの泳がせ釣りはそれほど難しい釣りではありません。（私が利用する遊漁船は三重県の鳥羽出港な国崎沖でのヒラメ釣りの感想です）遊漁船でのヒラメ釣り。誤解を恐れずに あえて言うとヒラメの船釣りはキスの船釣りと共通点があります。
キスの船釣りというと 船釣り初心者の方やファミリーフィッシングというイメージがあり船釣りの釣りものとしては敷居の低い、船釣り初心者にも簡単な船釣りという認識です。
ヒラメ釣りとなると タックルが高く 遊漁船の料金が高いなど キスの船釣りと比べて敷居が高く感じます。
釣りのポイントも水深があるので 波やうねりが多い場所のことが多いです。確かに船釣り入門としては難易度が上がるように感じますが、胴付き仕掛けを使うこと 生き餌（イワシ）を使うこと タックルが重くなる という違いはありますが
底をとって、あたりを待つとスタイルはキス釣りと通じるものがあります。
ヒラメもキスも海底付近にいる魚です。
それに対してタナが合ってないと釣果に大きな差が出てしまうコマセ釣りやジギングなどの釣りは、魚の前に仕掛けやルアーをアプローチさせるのが難しいのです。
言い方を変えると ヒラメやキスの船釣りは二次元の平面で魚を探すイメージ イサキのコマセ釣りやウタセ真鯛の釣りなどは三次元の空間で魚を探して。仕掛けをアプローチしないといけません。魚の目の前に仕掛けをアプローチするという点で より難易度が高いです。
でも、ヒラメもキスもそこに居るんです。ダジャレね💦 すいません
三次元で魚を探すより 二次元のイメージで魚を探す方が方が楽ですよね 魚は必ずほぼ底にいます。
あとは 生き餌のイワシの付け方と あたりを合わせるタイミングをYouTubeでチェックし イメージトレーニングを繰り返せば 直ぐに遊漁船に乗れますね。
4.ヒラメ釣りのコツ
釣れているポイントで有れば イワシを底に落とした時点でなんらかの反応がある事が多いです あたりがあまりにもない時はイワシや仕掛けをまめにチェックしましょう。
○イワシは素早く付ける
○置き竿はせず、手で持ってあたりを待つ
○仕掛けを投入するときはイワシを先に投入してから重りを反対方向に投入して仕掛け絡みを避ける
○状況に応じて捨て糸の長さを調整する 海底からどれくらい上にイワシがいるかを常にチェックしながら釣って下さい
○海の透明度によって重りにアワビシートを貼ったり、集魚板を付けてアピール度を高める。イワシも大きさを変えてみる
○ポイントのひと流し目は特に集中する
5.船に酔わないために
ヒラメの遊漁船は大きな船が多いので、船釣りの経験がある方なら船の上での所作は容易いでしょう 。体調を整えて釣りに備えるだけです。船酔いが気になる方はドラッグストアでアネロンを購入し、釣りの前日と当日朝に飲むと酔いにくくなります。
では 座布団ヒラメ 釣って下さいね確実に釣果を得るために大事なのは 遊漁船の釣果情報をこまめにみて釣れているタイミングで予約をとることです。出来るなら、ヒラメ釣りを何度も行ったことのある釣りの先輩と行くことが重要です。気を使わずに教えてもらえますしね。
利用する遊漁船も なるべく大型で船長1人の遊漁船でなく、中乗りさんがいてくれる遊漁船を使うと色々教えてくれるので良いですよ。
6.ヒラメの合わせは40秒か？
釣り人の中でヒラメ40という言葉が使われ、ヒラメ釣りの合わせは遅合わせというのがセオリーになっています…でも、ですよ その言葉に囚われすぎるとアリ地獄のアナに落ちたかのように合わせに迷いが出てきます。
初心者の方なら経験あると思いますが、竿先が引き込まれると反射的に合わせてしまい、船長から「早すぎるっ❗️」と怒声がかかる そうなるとどのタイミングで合わせたら良いのかわからなくなって💦
気にせず 魚の重みが竿先に乗っているように感じたらゆっくりと巻き合わせたらほぼ間違いないかと 合わせのタイミングが合ってたかどうかは結果論です 釣れれば正解 乗らなければ不正解。
でも タイミングだけに囚われるのでなく、合わせたけど乗らなかった時に仕掛けのサイズやイワシのサイズ、針をかける位置を変えてみるほうが早く正解に辿り着けるかもしれません。釣れないとかは色々試す事が大切です。
7.ヒラメ釣りまとめ
釣果情報を確認
タックルは安いもので充分
事前のイメージトレーニングが大切
釣れない時は仕掛けを調整
合わせは結果論 重みが変わったら合わすでOK。
餌と仕掛けはマメにチェックです。
では良い釣りライフを🎣
（2020/12/09更新）
